遠征日記7月20〜21日

遠征中に僕が書いた日記を公開していこうと思います。

7月20日(日本)
ついに出発である。今日は学部から同学の友人である山口と小杉が車で成田まで送ってくれた。山岳部員のみんなにも見送られ、初の海外へと出発した。みんな、頑張ってくるよ!

7月20日アメリカ)
後30分で、アメリカに着く。機内で映画を観れるのだが同じ映画を2回も見てしまった。飛行機酔いで吐きそうになった頃ようやく到着。窓の外に見慣れぬ風景が広がる。ついに来た!飛行機を降り、入国審査を受け、無料のシャトルバスでサンタクララ駅を目指す。そこからカルトレインという列車でサンフランシスコへ向かうのである。今日は無料の日であるらしくチケットは買う必要が無かった。ラッキー!時差ぼけで眠いので列車の中では爆睡。フォースキングストリート駅に着。ここからタクシーで予約したMOSSER HOTELへ。ホテルに着いてから、明日のヨセミテ行きのチケットを買いに行き、アムトラックという会社のチケットを購入。その後ホテルで寝てから夕飯へ。近くのステーキ屋で10ドルくらいのステーキセットを食べる。しかしすごい量だ!さっきのスーパーで甘いものを売っている量といい、そりゃ肥満大国になるわけだ。明日はついにヨセミテ入りだ。果たして無事CAMP4にたどり着けるだろうか…。

7月21日
朝飯に昨日買っておいたチキンサンドイッチとサラダを食べる。う〜ん、不味い…。こんな不味いサンドイッチは食ったこと無い。日本人でよかったよ。AM6:35発のアムトラックのバスに乗り、ベイブリッジを渡り、エマリービルに到着。途中の景色はやはりアメリカ!全てがデカかった。その後、今度は電車でマーセドまで向かう。このとき荷物を4個預けようとしたら黒人のおっさんに怒鳴られ、2個預ける。果たしてマーセドに着いてから荷物が無事あるかどうか…。預けたことを少し後悔しつつ、世界の車窓からのムードで向かっている途中である。心が落ち着く暇なし。そろそろ英語がうざくなってきた。
大変なことが起きた!どうやらこの列車はマーセドには止まらないらしい。じゃあ荷物は…。MCDと書かれた荷物受け取りのカードを持って乗務員に聞くと問題ないようなことを言っている。とりあえず大丈夫そうだ。あぶねー!乗務員はひでさんに「You are clever!」と言っていた。やっぱ日本人なめられてんなぁ。列車はマーセドの一つ手前のモデストで止まり、下車。YARTSのバスに乗り込む。どうやらこれに乗れば待望のヨセミテへ行けるみたいだ!その事実を知っただけで感動。ヨセミテまでは2時間ちょいかかるみたいだ。やはりアメリカ、360度何もないところをひたすら行く。しばらく寝て、起きるともう少しでヨセミテに着くらしい。ついにエルキャプとの対面か!ドキドキしながら待っていると、まず右に大岩壁が姿を現した。すげー!!圧倒的なスケールである。しばらくそのような大岩壁が続いた後、左の木の陰からズアァァーー!!っとエルキャプタンが姿を現した。す、す、す、すごすぎるっっ!!あまりのデカさに体中が震えた。その後も大岩壁が続く。滝もまだ残っているようだ。13:30頃、ヨセミテロッジに到着。CAMP4を探し、受付のキヨスクを発見。見てみるとFULLの文字が…。マジかよ…と、窓口の前で佇んでいると一人のおばさんが来て、なにやら話しかけてきた。どうやら翻訳すると「私たちのテントサイトの#25が空いたからそこにあなたたちが泊まればいいわ。」と言っている。サンキューベリーマッチ!!おかげで何とか一週間は滞在できることになった。レンジャーの説明によると、ヨセミテには7日間しか滞在できず、それ以上滞在したいならトゥオラミメドウなどに行くしかないらしい。んなことできるか!!と思いつつYESと応える。まぁ、先のことはそのとき考えよう。テントを張り、ヨセミテ内の偵察へ向かう。シャトルバスの仕組みや、施設などをざっと理解した。昼飯はピザ、ジャンキーである。ビレッジストアーで買物をして帰る。途中スコールに見舞われる。ピザがあまったのでこれを夕飯とするが、買ったガスにEPIのヘッドが合わず、冷えたピザで夕飯。そして就寝。疲れたにゃー。